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品質
このページでは、日本船舶表示の船舶銘板の品質や特長をご説明しています。
高い耐候性・耐久性・耐食性
海水、日光、高温、あるいは低温。船舶上、とくにデッキ上などの暴露部は文字通り非常に過酷な環境です。船舶に特化した製品として、何よりもまず耐候性・耐久性・耐食性を備えていなければなりません。日本船舶表示の銘板は発売開始から10年を経過し、基本性能についてお客様から高い評価をいただいています。
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わたしたちの銘板は、樹脂コーティング済みの金属板にインクを浸透させて意匠を発現する製造方法のため、金属表面を良好に保護。さらに樹脂層(クリア塗膜)には退色を防ぐため汚染防止剤及びUVAを添加しています。また裏面にもクリア塗装を施していますので耐腐食性にも優れています。
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この性能の高さは、JIS耐久・耐候・耐食試験、沿岸部暴露試験(五年越)で検証済み。また、中国塗料株式会社大竹研究センター様による耐候・防食性評価試験、さらには某造船所様におけるエッチング銘板(BRASS製)との比較検証試験などによっても確かめられています。造船所における比較検証では、当社製SUS銘板と他社製エッチング銘板を岸壁に吊り下げて六ヶ月間放置。当社製銘板に変化は見られませんでしたが、BRASSエッチング銘板には「白い粉状のものが付着、表面が赤く変化」という結論でした(上右の写真参照)。
すぐれた視認性と表現力
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日本船舶表示のメタル銘板は、フルカラー・デジタル出力。高い視認性・表現力を発揮します。文字数や色数で価格が変わらないという特性を活かし、銘板を系統色で色付けしたり、追加情報を銘板自体に付加することで、さらに認識しやすく、管理しやすい銘板にすることができます。昇華熱転写ならではの多彩な表現力を活かした日本船舶表示のメタル銘板は、暴露部・エンジンルームから客船の客室部に至るまで、使用される場所を選びません。
管理コストの低減については、コスト・効率化のページもご覧下さい。
デジタル出力の活用例
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弁ハンドル色とカラーをコーディネート
- 弁ハンドルと弁銘板を同系統色にすることで、視認性をアップ、また弁ハンドルの塗装も容易に。ハンドル塗装の省略も可能です。
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ナットで隠れる部分に艤装情報を印字
- 船番号、仕様書名などを印字することで、集配での仕分け管理が容易に。
- 区画・銘板サイズなどを印字すれば、現場での取付け作業が迅速かつ正確に。
現代にふさわしい環境性能
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地球環境の悪化が徐々に深刻になりつつある現在、企業としての社会的責任を果たすためにも、製品だけでなく、製造工程や使用する素材にまで高い環境性能が求められるのは当たり前です。日本船舶表示の銘板のキーテクノロジーである 昇華熱転写はシンプルでクリーンな製作工程が持ち味。化学処理工程が必要ないだけでなく、銘板そのものも環境に優しい製品です。
例えば、メタル銘板製品は焼却処理またはリサイクルが可能。不要になった後は、通常のアルミ・SUSリサイクル品として取り扱うことができます。また、製品には塩化ビニルなど燃焼時に有害物質を発生させる素材は一切含まれず、製造工程においても有機溶剤を使用していません。
現在多く利用されている腐食エッチング工法を用いた製品と比較してみると、違いは明らかです。フィルム製版を必要とするエッチング工法は、エナメルインクだけでなく、製作の過程で感光・洗浄・腐食などに有機溶剤、感光材や塩化第二鉄、更には鉛系の化学薬剤を必要とし、これらの物質を廃棄しなければなりません。 昇華熱転写技術を用いる日本船舶表示の製品は、製品・製造工程いずれの面でも、環境対応に優位性を発揮します。
最新の日本工業規格 (JIS F0104) に準拠
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日本船舶表示株式会社は、舶用銘板のリーディングカンパニーとして、日本船舶技術研究協会 (JSTRA) の船舶銘板の設計基準JIS化の委員会にメンバーとして参画。このプロジェクトは、平成20年3月31日、新たに制定された JIS規格として結実しました。
日本船舶表示の船舶銘板は、新たに策定されたこの JIS F0104 (日本工業規格:船用銘板設計基準)に準拠しています。